2019/05/09
皆さんは子供の頃、「きれいにしなさい!」「整理整頓!」とよく言われませんでしたか?
僕も毎日の様に言われていました。でも大人になればさらに物が増えます。書類が増え、本が増え、服が増え、物が溢れて片付けのハードルがさらに上がりますね。「人生がときめく片づけの魔法」 なんていう本が最近ベストセラーになったようですが、それ程片付けというのは難しいのです。
僕は長年自分の身の回りがどうしてこんなに汚くなるのか、悩み続けてきました。そしてある事をきっかけに、実はそのヒントが、ななんと!小学校でならった算数の『引き算』にあることに気付いたのです! 今日はそんな整理整頓の秘訣について話ししてみたいと思います。
自宅や職場がものであふれ、整理する必要に迫られた時、「もう少し広ければなぁ」とか「もっと収納スペースがあればなぁ」と考えた頃はないですか?物があふれてしまうのは、収納が足りないからだと。でも考えて見て下さい。実は収納スペースって、あればとりあえず整理しなくても、そこに物入れとけば部屋はキレイになりますよね。
結局、収納へは整理処分されない物がそのまま詰め込まれどんどん埋まっていくのです。
だからこそ不要な物を処分する「引き算」の作業をしない限り、収納はいくらあっても足りないんです。
一つ具体例を挙げますね。僕の母親は片付けが大の苦手です。「部屋汚いわ!」というと、『収納がないからや!!(怒)』と返ってきます。「キッチンも汚いなぁ!」といえば今度は、『新しいシステムキッチンを買ってーな!!』と来ます(笑)。ある日、僕も手伝うから頼むからみんなで家をきれいにしようや!と言いました。すると、物を置く場所ないといって、新しい棚を買ってくるのです。あふれた物を増やした収納に入れるやり方。つまり彼女は足し算を選択するわけです。結果どうなるかといえば、確かに身の回りはキレイになった様に見えます。でも棚で部屋は狭くなり、しかも恐らくこのやり方ではいずれまた別の棚を購入することになるでしょう。
ちなみに、もし僕が今物があふれた部屋を片付ける時は、逆に棚をどけます。倉庫にでも持っていきます。
棚や収納は、整理処分すべき不要な物の宝庫だからです。
新しい棚や家具を買ってくる『足し算』は、楽しいし、これを買えば部屋はどんな風に変わるのだろうとか考えたりとワクワクしますよね。だから皆やりたがります。反対に長年使ってきた物を整理したり廃棄するのは、「まだ使えるのに。。」とかいちいち悩み、辛く時間のかかる作業です。だから誰もやりたがりません。でも実はこの『引き算』こそが自宅や職場をきれいにするために一番大切な事なのです。
僕が引き算に気付いたきっかけは仕事です。実は10年前に一部上場企業から、今の小さな職場に転職してきました。その時、僕は大企業で学んだシステム、職場のインターネット環境や新しい人事評価システム等を、新しい職場にどんどん導入しようとしました。で、どうだったか?全くうまくいきませんでした。 何故だかもうわかりますよね? 今の転職先の職場で古くから存在するやり方、慣わしに手をつける事なく(つまり温存したまま)、その上から大企業の新しいシステムだけを導入しようとしたから、全て中途半端に終わったのです。
僕の尊敬するある会社社長が
『新しいものは古いものを捨てたスペースにしか生まれない』
と言っています。つまり新しいシステムを入れるのであれば、それまでのやり方をまず捨てなさいという事です。それは実に困難で、時間がかかるだけでなく、時にものすごい抵抗にも遭います。しかし、そもそもその努力もせずに、新しいものだけ取り入れようというのが虫がよすぎるのです。
職場の話もそうですが、整理整頓は引き算が出来る人が成功をおさめやすいです。
皆さんも是非一度、『引き算』の論理で身の回りの整理整頓をされてみてはいかがでしょうか。
2014-12-05 06:13:06
僕も毎日の様に言われていました。でも大人になればさらに物が増えます。書類が増え、本が増え、服が増え、物が溢れて片付けのハードルがさらに上がりますね。「人生がときめく片づけの魔法」 なんていう本が最近ベストセラーになったようですが、それ程片付けというのは難しいのです。
僕は長年自分の身の回りがどうしてこんなに汚くなるのか、悩み続けてきました。そしてある事をきっかけに、実はそのヒントが、ななんと!小学校でならった算数の『引き算』にあることに気付いたのです! 今日はそんな整理整頓の秘訣について話ししてみたいと思います。
自宅や職場がものであふれ、整理する必要に迫られた時、「もう少し広ければなぁ」とか「もっと収納スペースがあればなぁ」と考えた頃はないですか?物があふれてしまうのは、収納が足りないからだと。でも考えて見て下さい。実は収納スペースって、あればとりあえず整理しなくても、そこに物入れとけば部屋はキレイになりますよね。
結局、収納へは整理処分されない物がそのまま詰め込まれどんどん埋まっていくのです。
だからこそ不要な物を処分する「引き算」の作業をしない限り、収納はいくらあっても足りないんです。
一つ具体例を挙げますね。僕の母親は片付けが大の苦手です。「部屋汚いわ!」というと、『収納がないからや!!(怒)』と返ってきます。「キッチンも汚いなぁ!」といえば今度は、『新しいシステムキッチンを買ってーな!!』と来ます(笑)。ある日、僕も手伝うから頼むからみんなで家をきれいにしようや!と言いました。すると、物を置く場所ないといって、新しい棚を買ってくるのです。あふれた物を増やした収納に入れるやり方。つまり彼女は足し算を選択するわけです。結果どうなるかといえば、確かに身の回りはキレイになった様に見えます。でも棚で部屋は狭くなり、しかも恐らくこのやり方ではいずれまた別の棚を購入することになるでしょう。
ちなみに、もし僕が今物があふれた部屋を片付ける時は、逆に棚をどけます。倉庫にでも持っていきます。
棚や収納は、整理処分すべき不要な物の宝庫だからです。
新しい棚や家具を買ってくる『足し算』は、楽しいし、これを買えば部屋はどんな風に変わるのだろうとか考えたりとワクワクしますよね。だから皆やりたがります。反対に長年使ってきた物を整理したり廃棄するのは、「まだ使えるのに。。」とかいちいち悩み、辛く時間のかかる作業です。だから誰もやりたがりません。でも実はこの『引き算』こそが自宅や職場をきれいにするために一番大切な事なのです。
僕が引き算に気付いたきっかけは仕事です。実は10年前に一部上場企業から、今の小さな職場に転職してきました。その時、僕は大企業で学んだシステム、職場のインターネット環境や新しい人事評価システム等を、新しい職場にどんどん導入しようとしました。で、どうだったか?全くうまくいきませんでした。 何故だかもうわかりますよね? 今の転職先の職場で古くから存在するやり方、慣わしに手をつける事なく(つまり温存したまま)、その上から大企業の新しいシステムだけを導入しようとしたから、全て中途半端に終わったのです。
僕の尊敬するある会社社長が
『新しいものは古いものを捨てたスペースにしか生まれない』
と言っています。つまり新しいシステムを入れるのであれば、それまでのやり方をまず捨てなさいという事です。それは実に困難で、時間がかかるだけでなく、時にものすごい抵抗にも遭います。しかし、そもそもその努力もせずに、新しいものだけ取り入れようというのが虫がよすぎるのです。
職場の話もそうですが、整理整頓は引き算が出来る人が成功をおさめやすいです。
皆さんも是非一度、『引き算』の論理で身の回りの整理整頓をされてみてはいかがでしょうか。
2014-12-05 06:13:06